呪術廻戦:第144話「あの場所」

マンガ

悠仁の死刑執行人であった乙骨優太は、実は悠仁を助けるために動いていました。優太くん、わたしは信じてたよ~

上層部から「縛り」を受けていたために一度、悠仁の「心臓を止める」という強硬手段を取ったようですが、反転術式で治してくれています。

そして、乙骨から高専に戻ろうと言われますが、これまでの宿儺の行動からより「人を救う」ために行動している悠仁は、戻りたい気持ちはあるものの、その誘いを断ります。

高専上層部は確かに怪しいものもありますが、一番の理由は伏黒を思ってのことでした。

過去の宿儺の言動から、伏黒に対して何かを期待しているかのような言動、行動を取ることが度々あったことを思い返し、自身が伏黒の近くにいては、ますます迷惑をかけてしまうと考えたのです。

しかし、そこには乙骨だけでなく、伏黒もいたのです!

加茂憲倫の企みによって開催されてしまった「死滅回游」に、伏黒の姉である津美紀も巻き込まれているため、力を貸してほしいというのです。

悠仁の決意

伏黒の申し出に、その理由を聞いて協力することを心に決めた悠仁。

しかし、伏黒の近くにいては宿儺が何をするのか分からないため、悠仁は自身の飲み込んだ指の状況などを乙骨に伝えます。

そして、もしも次に宿儺が表に現れたときは、躊躇なく殺してくれるように頼みます。

宿儺が大暴れした渋谷の際は、一度に10本もの指を取り込んだために体を乗っ取られてしまいましたが、残る本数は5本。

これを全て取り込んでも、体の主導権は取られないという悠仁ですが、万が一の場合に備えて、実力的にも五条に最も近いであろう乙骨なら宿儺を相手にできると信じて、自身を殺すように頼みました。

伏黒に協力するために、並々ならぬ決意を感じます!

そして、悠仁のこれからの行動、死滅回游を止めるための方法を伏黒に問いました。

二つの目的

加茂の画策によって開催されてしまった死滅回游を止めるには、やはり五条の力が必要でありました。

また、過去に類を見ない規模での術師の殺し合いが、「何を目的として開催されているのか」を推察する必要もあります。

以上の二点を満たせるのは、高専の頂点に君臨する「天元」に会うことでした。

そのために、まずは高専に戻る必要が出てきます。

加えて、天元の結界により通常では近づくことはできないように隠蔽された、天元のいる部屋への通路をどのように確保するのかといった問題が出てきました。

しかし、これに関しては脹相が役に立ちました。

天元のいる「薨星宮(こうせいぐう)」へ行く途中に高専が呪具場度を保管している「忌庫」があると言います。

この中に、呪胎九相図の弟達である六人の亡骸が保存してあり、脹相はこの気配を感じ取れるというのです。

これによって、天元の元までは問題なくたどり着けるようになりましたが、悠仁はずっと気になっていたことを伏黒に問いかけました。

「釘崎はどうなった」と。

その瞬間、伏黒は渋い顔をしましたが、これで釘崎のことを察したのか、悠仁はその思いを背負います。

高専へ

天元の元へと行くために高専へと戻ってきた一行は、ある部屋で九十九と真希と合流します。

真希は、陀昆戦、漏瑚戦を経て全身やけどを負ってしまいましたが、天与呪縛により身体能力が向上していたおかげで一命をとりとめたようです。

真希は、顔だけ見ても大部分にやけどの跡が残っており、動けるのが不思議なくらいですが、これも反転術式の効果と言えるのかもしれません。

再開の言葉を軽くかわした後、脹相の感じる気配を頼りに「薨星宮」へと続く扉を探します。

天元の姿

目的の扉を見つけ、意を決して開けた先に広がっていたのは、不気味な木が鬱蒼と生い茂った森の中でした。

道を進んでいくと、大量の血痕がこびりついている場所につきました。

そこは、昔に天元の器となる少女をめぐって伏黒甚爾が戦っていた場所でした。

このメンバーで唯一当時の事を知る九十九は、昔のことを思い出しながら、「全ての歪みはあの時始まったのかもしれない」と呟いていました。

この先には天元がいるはずですが、進んだ先は真っ白い空間となっていました。

通常では接触することもできず、接触してくることもない天元ですが、六道が封印されているために接触が可能と考えていた九十九。

この白い空間は、天元の拒絶の意志だと感じた九十九ですが、その後ろから声が聞こえました。

禅院の背後には、人型の呪霊と見紛うモノがいました。

これが天元の姿なのでしょうか!?

次回の真相を待ちましょう!

まとめ

宿儺の行動が確実に伏黒を目的としているため、最初は伏黒と行動を共にするのをためらっていましたが、乙骨にもしもの際の保険を頼むことで動向を決意しました。

ここから一気に話は進み、釘崎の安否、真希との再会などがありましたが、ついに「薨星宮」へと足を踏み入れました。

明言されていないので、釘崎の生存の可能性はまだ高いのではないかと個人的には考えていますが、その時はベストタイミングで登場してくれることでしょう!

真希も生還したとはいえ、全身には痛々しい跡が残っています。

反転術式での回復では、やけどの後までは消せなかったようですが、以前と同様の動きをすることができるのかどうかも気になるところです。

そして、過去に天元の器の少女をめぐって、甚爾の死闘が繰り広げられた場所を通り、ついに本殿へと到着かと思われましたが、天元の能力なのか、真っ白い空間に足を踏み入れました。

そこで、呪霊なのか人なのかと思われる存在が現れて、「禅院の子」「道真の血」「呪胎九相図」「宿儺の器」と全員の特徴ともいうべき点をあげました。

天元に会いに来ているので、たぶん天元様の姿だとは思うのですが、以前「樹みたいなもの」と夏油が表現していたのでちょっと違和感ありますよね。

戦闘力がないから気にしなくていいよということなんでしょうか。いずれにしても145話が待ち遠しい!

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