図鑑説明文
ソード
冷気の 混ざった 糸を 吐く。 糸で 体を 枝に 巻きつけ 氷柱の 振りをして 眠るのだ。
シールド
地面に 積もった 雪を 食べる。 たくさん 食べれば 食べるほど 背中の 棘は 立派に 育つ。
詳細
ポケットモンスターソード・シールドから登場するポケモン。
「こおり・むし」の複合タイプはこのユキハミ系統が初となる。
デフォルメされた白いイモムシが、氷でできた半透明のミノを被っている様な姿をしている。
ぬいぐるみの様な丸みを帯びたそのフォルムは某アイスの様であり、もちもちとした柔らかそうな印象を受ける。
また瞳も非常に小さくつぶらで、点を打ったような形をしているなど、大変可愛らしい容姿を持つポケモンである。
野生下では寒冷地に生息し、もそもそと雪を食べて成長、食べれば食べるほどに背中のトゲは立派な形になっていく。
眠る際には冷気を帯びた糸を枝などに巻きつけて、つららに成りすまして眠ると言う。
ポケモンキャンプに於いてはイモムシモチーフ故か、呼び出したり、ボールで遊んでもこちら側に来るスピードが非常に遅い。
また食べ盛りであるため、ユキハミの時期には大盛りのカレーを食する。一食の量が山盛りなのに加え、一度食べさせてもすぐに「おなかがすいているみたい」と表示される。しかし、進化前後のモチーフ故か進化してしまうと食べる量が極端に少なくなってしまう。
一応、この特徴はむしタイプのポケモン全般(とナックラー)に該当するのだが、進化条件と相まって「ユキハミ=大食いのむしポケモン」というイメージを抱くユーザーは多いようだ。
名前の由来は、そのものずばり「雪」+「食み(はみ)」と思われる。英語版の名前は「Snom」で意味は全く一緒(「snow(雪)」+「nom(食み)」)。
モチーフは透明な分泌物で体を覆うガの幼虫ジュエルキャタピラーと思われる。若しくは同じくガの仲間で、極寒の北極圏に生息している「ホッキョクドクガ」の要素もある。
隠れ特性のこおりのりんぷんは、相手の特殊攻撃のダメージを半減する効果を持ち、今のところユキハミ系統の専用特性となっている。
余談
レベルアップで技を覚える事は無く、その場合に使える技はむしのていこうとこごえるかぜの二つ。技マシン・技レコードで覚える事は可能である。
元より剣盾発売以降ユーザーから特に高い人気を集めていた新ポケモンなのだが、なんと2020年の「Pokémon Day」を記念して開催された、投票企画『ポケモン・オブ・ザ・イヤー』において、まさかの総合票数30位を記録した。
レアポケでもなく、アニメにも未登場で、進化後含めて対戦環境に溢れているわけでもなく、シナリオ中にユキハミを持っている重要なNPCもいない上、発売前に情報がなかった子なので知名度は他のポケモンよりまだまだ乏しくグッズも皆無という逆境をはねのけて、「とても可愛い」という一点だけでこの順位に食い込んだことは多くのトレーナーを驚かせた。
そして、2020年6月中旬にはぬいぐるみが他の3種類のポケモン達と共にポケモンセンターで発売されたが、1週間も経たないうちに売り切れ店舗が続出していることからも、その人気っぷりが窺える。
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