ポケモン No.866 バリコオル

図鑑説明文

ソード

タップダンスの 達人。 氷で できた ステッキを 振り 軽やかな ステップを 披露する。

シールド

ユーモラスな 動きで みんなの 人気者。 お腹の 模様から サイコパワーを 放出する。

詳細

初代から登場し、当時はちょっとしたレアポケモンだったバリヤード。

アニメでは主人公の実家のお手伝いというちょっとした優遇を受けたりもしていた。

そして第四世代にて進化前のマネネが登場、こちらもアニメでメインキャラの手持ちとなっていた。

更には第六世代にて地味にフェアリータイプが追加されたりもしていた。

そして第八世代、ガラル地方の寒冷地に適応したバリヤードは新たな姿となりこおりタイプを会得。

指の代わりに足先が発達して、超能力的なバリヤーは張れなくなった*1が、氷の床を生成しその上でタップダンスを踊るようになった。

ソードの図鑑によればこの氷床を蹴り上げてバリアーのようにして身を守るのだそうだ。

そんなバリヤードが進化したのがバリコオルである。

その容姿は口髭が生えシルクハットを被り、お腹に笑ったピエロのような模様が描かれ、手には氷でできたステッキを持ち歩いている。

まるでコメディアンといった姿となる。

進化前とは大分様変わりしているが、ピエロ→パントマイマー兼ダンサー→コメディアンと、ある意味では順当な進化といえるだろう。

ステッキを振りながら軽やかなステップを披露し、鮮やかなタップダンスを披露する。

その動きから周囲の人気者となっている。

マネネの顔にも似たお腹の模様からサイコパワーを放出し、バリコオルの動きに合わせて変化する。

感情を出すのは主に模様の方であり、バリコオルの顔はほとんど変化しない。

概要

ガラルバリヤードがガラルの寒冷地の環境に適応した結果、通常種にはない進化を獲得したもの。

第4世代以降、対の存在と呼ばれたウソッキーを差し置き、リージョンフォーム限定ながら、まさかの進化を獲得した。

ピエロやパントマイマーがモチーフの通常のバリヤードに対し、こちらはコメディアンがモチーフとなっている様子。

口髭を蓄え、頭部にシルクハットを思わせる部位を持つその特徴的な風貌から、おそらくはイギリス出身の喜劇王チャップリンがモデルになっているものと思われる。

英語名のMr.Rimeも、「霜」を意味する英単語(Rime)の他に、チャップリンの代表作の1つである『ライムライト(Lime Light)』が由来になっている可能性がある。

氷でできたステッキを常に持ち歩いており、それを振りながら軽やかなステップやタップダンスを披露する。

そのユーモラスな動きから皆の人気者だという(モデルとなったチャップリンもダンスが上手かったことで有名なので、それに因んでいると思われる)。

進化前のマネネはバリコオルの華麗なステップを真似して己の腕を磨くようだ。

お腹の顔のような模様からサイコパワーを放出する。この模様には表情があり、バリコオルの動きに合わせて豊かに変化する。

逆に頭部は瞬きする以外ほぼ一切表情が変化しないため、専らお腹の顔から表情を読み取ることになる。目として機能しているかは怪しいが一応瞬きもする。ちなみに白い口っぽく見える部分も感情に合わせて動く。

バリヤード同様英語名にMr.が含まれており、かつ進化前に比べて男性的な見た目になっているが、当然ながらメスも存在している。ポケモン世界にはよくあることである。

戦闘性能

尖りきった原種バリヤードと比較すると、壊滅的だったHPとこうげきが大きく上昇しバランスのとれた配分になった。

しかしガラルバリヤードの時は「100」という剣盾でも高めな数値であったすばやさが、進化すると激戦区からは一歩引いた「70」にまで低下してしまうのが大きな難点。

相手に先制される機会が増えるのに対し、耐性が乏しい上に弱点が6つもある自身のタイプが足を引っ張ってしまう。

強化されたとはいえ依然として並程度しかない物理耐久も心許なく、受けには向かないと言える。

一方でそれなりに上昇した耐久とやたら多い弱点はじゃくてんほけんと相性が良く、ダイマックスで強引に耐えさえすれば反撃の氷技は追加効果で天候が霰になるのでがんじょうやタスキにも強い。

はがねタイプに対して攻守ともに辛いのは相変わらずだが。

速度に関してはこだわりスカーフを巻いても最速ドラパルトを抜けないので、アタッカーとして運用する場合も使いどころは慎重に選びたい。

やたらと上昇したこうげきは、残念ながらメリット以上にデメリットが大きい。エスパータイプであるが故に「ふいうち」や「イカサマ」に弱くなってしまうのは大きな問題である。

個性として、場に出たとき敵味方全体のリフレクター・ひかりのかべ・オーロラベールの効果を打ち消す新特性「バリアフリー」を持つ。

本人もリフレクターやひかりのかべを覚えるが、発動するのは場に出た時のみであるため、そのあとに壁を張っても特性で解除されることは無い。

これを利用して残りターン数を気にせず壁を張り直せる利点はあるが、何度も壁を貼り治せる程ターンを持て余す暇なゲームでもないので基本的には相手の壁を除去する事。

本来の言葉の意味からすればバリアフリーなのに地上(まきびしやステルスロック等)は平坦に出来ないとはこれいかに。

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