ポケモン No.333 チルット

ポケモン

図鑑説明文

  • 綿雲の ような ふさふさの 翼を 持つ。 人を 怖がらず 綿の 帽子 みたいに 頭に ちょこんと 乗っかる ポケモンだ。[ルビー、オメガルビー]
  • 汚れたものを 見ると 綿の ような 翼で せっせと ふき取る きれい好きな ポケモンだ。 翼が 汚れると 川で 水浴びを する。[サファイア、アルファサファイア]
  • わたぐもの ような つばさを もつ ポケモン。エサの すくない ふゆを こした チルットたちは はるに なると まちの ちかくまで やってくる。[エメラルド]
  • 真綿の ような 翼の 手入れは 絶対に 欠かさない。 汚れると 水浴びをして きれいに 洗う。[ファイアレッド・リーフグリーン、Y]
  • わたのような つばさを もつ。ひとの あたまに ちょこんと のると わたの ぼうしみたいに みえる。[ダイヤモンド・パール]
  • 自分も まわりも きれいでないと 落ち着かない 性格の ポケモン。汚れを見つけると 羽でふき取る。[プラチナ、ブラック・ホワイト]
  • わたぐもの ような つばさを きれいな いずみで おていれ。ひとの あたまに のることが すき。[ハートゴールド・ソウルシルバー]
  • 人の 頭の 上に ちょこんと 乗って 帽子のように ふるまうのが なぜか 大好き。[ブラック2・ホワイト2、X]
  • 真綿のような 翼は 空気を 含んで ふわふわの 触り心地。 こまめな 手入れを 欠かさない。[ソード]
  • 綿雲に 見えるため 敵から 見つかりにくい。 世代を 重ねるうち 翼が 白くなったという。[シールド]

詳細

空のような青い身体に綿雲のようなふさふさの白い翼をもつ鳥ポケモン。初登場は第3世代(RSE)。

名前の由来は「幸せの青い鳥」で有名な小説の主人公:チルチルとミチルからと思われる。

いかにも小鳥といった感じの幼い雰囲気をしており、アホ毛と尾羽が飛び出ている以外は至って丸っこい身体をしている。

体格もかなり小さく、「そらをとぶ」は覚えられるが、とても人間を運んで飛べる様には見えない。

フレンドリーな性格で人間を怖がらず、頭にちょこんと乗っかり綿の帽子みたいに振る舞う事を好むという。まさか疲れて動けなくなるのを待っているわけでもあるまい。

また、とてもきれい好きでもあり、自分も周りも綺麗でないと落ち着かない性分。汚れたものを見ると真綿のような翼でせっせとふき取っている。

もちろん翼自体の手入れも絶対に欠かさず、汚れた翼はすぐ綺麗な泉や川で水浴びをして洗い流す。翼の感触は空気を含んだ綿のように柔らかい手触りであるという。

なお、翼は最初からこのような形状ではなかったらしく、世代を重ねて到達した形状との事。もしかしたら我々の知っているチルットはジグザグマのような存在なのかもしれない。

小鳥そのままの外見通りステータスは低く、戦闘向きではない。

生息域こそ狭いもののそこまで希少という程でもなく、タイプ的にもごくありふれている事から、あえてこのポケモンを育成しなければならない場面も特に無い。

それでも愛情もって育てていると…このポケモンの心の中にも、限りない美しい宝物が眠っていたという事なのだろう。

なお、色違いが存在しており、こちらは全身が鮮やかな金色となる。

その他

チルット族は幸せの青い鳥モチーフとされるものの、実際の鳥に当てはめると何になるのかについては議論が起こりやすい。

幸せの青い鳥のモデルとされるのはキジバトだが、チルット族にはそのキジバトの要素が微塵も見られず、一番キジバトっぽいポケモンは2世代後に登場する。(しかも色違いが『青い>緑』。)

この童話からは青い鳥と言う要素だけ持って来たと言うのが濃厚だろう。

名前のットの部分や嘴の形状、チルットの時にしかオウムがえしを習得しない点から考察するにparrot(オウム)から来たのではないかと言う説がある。(cotton(棉)からじゃねえの?と言われればそこまでだが。)

ただし、色を含めた点で考察するならば、一番近い外見をしているのはルリコンゴウインコだと思われる。

え?オウムなのにインコなのっておかしくね?と言うツッコミに対してフォローを入れておくとコンゴウインコは一般にイメージする可愛らしいインコ(オカメインコやセキセイインコみたいな)とかけ離れた外見からやたらとオウム呼ばわりされるのである。

ただ、コンゴウインコは鳴き声がやかましめなので、どうやったらハミングポケモンに繋がるんだという疑問が湧かないでもない。

ただ、人馴れしやすいという共通点もあったりするので一概に否定はできないが。

インコモチーフの後輩の方がやたらオウムしてない?とか言うツッコミはしてはいけない。

ちなみに英語では「Swablu」と表記し、swab(モップ)もしくはswallow(ツバメ)+blueの造語ではないかと言われている。

ツバ…メ?これが進化系だとよりモチーフ議論が混乱する事になる。

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