図鑑説明文
ソード
ヘイチョーと 呼ばれる 1匹と ヘイと 呼ばれる 5匹で ひとつ。 ヘイチョーの 命令は 絶対。
シールド
6匹で 1匹の ポケモン。 隊列を 組み替えながら チームワークで 戦うのだ。
詳細
頭部と一体になっている丸く黒い身体に、赤い角付きの金の兜をかぶったような姿のポケモン。
ヘイチョーと呼ばれる大きめの角と顎当てが特徴の個体と、5匹のヘイと呼ばれている個体の、計6体で常に行動している。体の両側に赤いスパイク付きの丸盾を付けているが、ヘイチョーの物は一部が欠けている他、目の部分を覆えるように動かせる。
ヘイチョーを中心として常に隊列を組んで行動しており、戦闘のときは鶴翼に似た陣形を組む。移動するときは縦列で移動し、綺麗に並んで走るその姿はムカデのようにも見える。
概要
その名の通り、隊列を組んでいるポケモン。
一見するとスーパーマリオシリーズに登場するハナチャンよろしく 巨大な芋虫 のような姿をしているが、実際は先頭にヘイチョーと呼ばれる一回り大きい個体が立ち、その後ろにヘイと呼ばれる小さな個体が5匹並んでいる、6匹で1匹のポケモン。
性質上タマタマやツンデツンデと同じく複数の個体が集まって一つの個体の「郡体型ポケモン」として登録されている。
本来の見た目は赤い角飾り付きの金色の兜と脇に二つの丸い盾のような物を身に付けた、頭と短い足だけの黒い一頭身のポケモン。顔は水色の目のみで、丸っこくて可愛らしい姿である。
ヘイチョーはヘイより一回り大きい他、さらに下半身に兜と同じ色の部品を装着しており、リーダーらしく重厚な雰囲気となっている。
縦一列の状態だとヘイチョーは盾で目を隠し、ヘイも真後ろに整列していて顔は見えなかったが、実際はとても表情豊か。
戦闘ではダメージを受けると(><)みたいな顔になるし、戦闘不能になると目をぐるぐるさせてダウンする。
キャンプだとこちらから呼び掛けたり、美味しいカレーを食べさせたりすると跳ねて大喜びするなど、表情豊かで実に愛くるしい。
ヘイチョーの命令には絶対服従で、戦闘の際には隊列を組みかえながら抜群のチームワークを発揮する、まさに軍隊のようなポケモンである。
元ネタは盾を用いた陣形「 ファランクス 」。見た目の由来はその戦法を取った「 スパルタ兵 」とその王「 レオニダス一世 」だろうか。
英語名もそれを意識してか「 Falinks (ファリンクス)」となっている。持っている丸い盾も実際に彼らの用いた盾がモデルだろう。
戦闘でも技を繰り出す際には隊列を変えることがあり、鶴翼の陣など元ネタも存在する。
初見のインパクトとは裏腹の仕草によるギャップにやられ、旅パにしている人も存在するほどで、「ソード/シールド」の新ポケモンの中ではビジュアル面で高い評価を受けている。
一部の人からは「カービィに出てきそう」「レオニダスに似ている」という声もちらほら。
色違いは金色の兜と赤い角から茶色の兜と黄色の角になっている。(体色や目はそのまま)
なお、性別不明扱いだが、これは一匹一匹の性別がバラバラかもしれないという事情ゆえのことと思われる。
余談
姿のモチーフは古代ギリシャの重装歩兵およびそれにより構成された隊列「ファランクス」であり、英語名もこれをもじった「ファリンクス」となっている。
特にレオニダス王をイメージしているのだろう。ドイツ語だと『レギオス』となり、こちらの意味合いではローマ帝国軍となる。
とてもかくとうポケモンには見えないデザインにも納得である。
ちなみに古代ギリシャ式の最小陣形単位は36人。ちょうどタイレーツ6匹でパーティを組むと再現できる。
余談ながら、古代ギリシャはボクシング、レスリング、パンクラチオンなど非常に格闘技が盛んな地域だったとされる。かくとうタイプを贈られるのも納得である。
しかしながら、初登場はイギリスをモチーフとしたガラル地方である為、ギリシャモチーフの地方で活躍するのはまだまだ先の話になりそうである。
デザインを担当したコザキユースケ氏によると、一見芋虫のような見た目は自身の持つかくとうタイプの弱点であるエスパータイプへの威嚇を目的にしているとのこと(むしタイプの技はエスパータイプに効果抜群である)。
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